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2001年12月14日
『ハリー・ポッターと賢者の石』
言わずとしれた超ベストセラーファンタジー小説の映画化である。魔法使いを養成する「ホグワーツ魔法学校」が物語の主な舞台だ。作中で描写されるホグワーツの授業風景や寮生活は、ユニークなアイデア満載で面白い。校内を幽霊が飛び回っていたり、頭が3つある巨大な番犬がいたり、ディズニーランドのホーンテッドマンションのような楽しい(?)学校である。この映画を観て「ボクも魔法使いになりたい!」と言う子供たちも多いと思う。
しかし、普通の家に育った子どもが魔法使いになるのは、たとえお話の中の世界でも難しいみたいだ。ホグワーツの新入生のほとんどは、魔法使いの血をひく「特別な子ども」ばかりである。主人公・ハリーの死んだ両親は2人ともホグワーツで学んだ優秀な魔法使いだったし、ハリーの親友・ロンも3人の兄がみんなホグワーツの生徒という魔法使い一家の出だ。ハリーにたびたび嫌がらせをする同級生・ドラコも由緒正しい魔法界の名門出身で、それを鼻にかけている。この世界はやっぱり血統主義なのだ。
ハリーの同級生にハーマイオニー(エマ・ワトソン)という女の子がいる。映画の中でははっきり触れられていないが、彼女だけは両親とも普通の人間という設定なのだそうだ。映画に出てくる魔法使いのタマゴたちの中でただ一人、「血統書つき」ではないのである。魔法使いになりたいフツーの子どもたちにとっては、希望の星だ。
ハーマイオニーは顔立ちこそかわいらしいが、最初はちょっとうざったいヤツとして登場する。勉強(もちろん魔法の)ばっかりしていて、「あんた、こんなことも知らないの!」と同級生をバカにしたりする。授業中には真っ先に手を挙げて、鼻高々で答えを言うちょっとイヤミなタイプ。
しかし、そんな生意気なふるまいも、名門出の同級生たちに遅れをとるまいとして精いっぱい突っ張った結果なんだよね、たぶん。クラスメートに「アイツ、あんなんだから友だちができねーんだよ」と陰口を言われ、思わずトイレで1人泣いちゃったりするのである。かわいいところもあるのだ。
そんなハーマイオニーも次第にハリーたちと仲良くなり、一緒にホグワーツの奥の間に隠された「賢者の石」をめぐる冒険に乗り出していく。ピンチのときには、ハーマイオニーがそれまでにセコセコ勉強して習い覚えていた小ネタの魔法(ドアのカギを開けるとか)がけっこう役に立っていた。努力は必ず報われるのである(といっても、最後にはハリーの派手な活躍が事件を解決するんだけどね)。
ハリーは生まれ持った才能のおかげで、たいていの魔法は同級生の誰よりもうまくできてしまう。そのうえ、さらにまだ何かすごい「力」を内に秘めているらしい。まさに血統書つきの超サラブレッドだ。しかし私には、みんなにチヤホヤされているハリーの派手な活躍よりも、ハーマイオニーが1人で必死に習い覚えたセコい魔法のほうが、なんだかカッコよく見えた。
この作品はシリーズ化される予定で、すでに続編もクランクインしているそうだ。次作以降ではぜひ、「一般庶民」代表のハーマイオニーの一層の活躍を期待したい。そして将来は、魔法界のエリート・ハリーに負けない大魔法使いに成長してほしいなあ・・。
がんばれ、ハーマイオニー!
-Text by 輝-
なんじゃこりゃー
このシリーズでは一番好き
魔法の世界は魅力的・・・だけど
Luv Harry Potter,Luv Magic!!
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