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2001年11月16日

『ハート・オブ・ウーマン』

 メル・ギブソンとヘレン・ハントが贈る大人のラブコメディ。ある日、突然女性の考えていることが分かるようになったら・・・? 女性の本音を理解したい男性と、理解してほしい女性必見の楽しい映画です。肩の力を抜いてラクに観られるので、「今日はサラッとした映画が観たいなあ」という時におすすめです。

 華やかな広告業界で活躍するモテモテ男のニック(メル・ギブソン)は、女性にも仕事にも自信満々。しかし、確実と思われた部長のポストを、ヘッドハントされてきたバリバリのキャリアウーマン、ダーシー(ヘレン・ハント)に奪われたことから、ダーシーにライバル心を燃やすことに・・・。そんな折、ふとしたアクシデントから、彼は女性の考えていることが聞こえるようになってしまう。

 世の男性にとっては夢のような話ですが、当のニックのパニックぶりがまた面白い。しかも、会社の女性のほとんどが、彼のことを内心バカ呼ばわりしていたのだから、たまらない。男くさい役柄の多いメル・ギブソンがヘコみまくっている姿がなんともかわいらしいのですが、「これって実はスゴイ能力かも?」と気付いた後の彼のハシャギぶりもまたかわいいのです。

 この映画はなんといってもこの前半部分が面白い。オールディーズサウンドに、小気味良いセリフの応酬。軽快なテンポと、さりげないジョークの数々。まさに、洗練された大人のコメディといったところ。アステアばりに帽子掛けとダンスするシーンなど、見どころも盛りだくさん。メル・ギブソンの豊かな表情と懐の深さに脱帽です。

 後半は仕事上のライバル、ダーシーとの恋物語。女性のこころを自在に操るようになったニックが、ダーシーを部長のポストから蹴落とすために画策しているうちに、次第に彼女の内面にふれ、心惹かれていく・・。仕事と恋のゆくえがどうなるか、それは見てのお楽しみ。観終わった後にこころが軽くなるのは間違いなしですよ。

 この映画には女性の本音がたくさん出てきます。女性は「そう、そう」とうなづくことが多いかもしれませんが、男性は結構、身につまされるものがあるかも? それでも「女性の本音が知りたいか」と聞かれれば、そりゃあやっぱり知りたいですよねえ。

 こういう映画は、つべこべ言わずに楽しんで観るのがイチバン。アメリカでは、クリスマス公開作品の中で過去最高の収益をあげたとか。男性にも女性にもおすすめの1本です。

-Text by じょん-


ハート・オブ・ウーマン
ポニーキャニオン
ナンシー・メイヤーズ(監督)メル・ギブソン(出演・声の出演)ヘレン・ハント(出演・声の出演)ローレン・ホリー(出演・声の出演)
発売日:2003-11-19
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 誰も分かってくれないとの悩みを共有
おすすめ度3 メル・ギブソンの印象が変わった一本
おすすめ度3 ラストは時間切れかな
おすすめ度4 前半は最高! しかし後半は・・・
おすすめ度5 洒落てる大人のおかしな恋

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